Q0032:けいおん!六話をみて
みたみた。きのうみました。
まず、とりあえず言いたい。
文化祭の演奏のシーンでPVみたいな演出入るじゃん?
あれがさいあく!!!
つまりぼくに言わせれば、ということだけどね。
どうしても、あのシーンはやっぱり、ハルヒと比べて考えるほかないわけです。
それはしかたないでしょう。
「ハルヒ」ではハルヒの演奏シーンをずっと映していたのと比べて、
「けいおん!」でPVに飛ぶというのは、やっぱりキャラをあくまで記号として扱うからですよね。ハルヒにおける「生身の身体」、これも表現としては「汗」とか、言えば記号ですけれども、でも身体を描こうとしている。そこがやっぱり、空気系としても、けいおん!が本当に「萌え」と「ギャグ」しかないってことなんだと改めて思いました。
いや、べつにとりあえずそれでいいとおもうんだけどさ。
だって表現としての「空気系」ってのはまさにそういうジャンルなんだから。
だから「ハルヒ」は完全には空気系ではないんだろうね。
一応かくにん。誰かが「ハルヒ」を昨今の空気系ブームの走りとして位置づけられるっていってたからさ。
「ハルヒ」と「けいおん!」の最大の違いは、画面に男が映るかどうかってことです。
文化祭の演奏のシーンで言えば、逆にどうして「ハルヒ」ではPVに飛べなかったのか、
というと、それはハルヒを見守るキョンがいたからですよね。
反対に、人間がぶつかれば(特に男と女が)、どうしてもそこに物語が発生する。
それは空気系としては嫌う。だから「けいおん!」には男がいない、ともいえる。
けいおん!には人間がいない。そこには記号の集積としての萌えキャラしかいない。
そうおもいます。
だから、けいおん!空間ではぜったい、「老い」とか「病」とか「死」は描けないよね。
そこには「生」もないんだものね。
まだ出てこないあずにゃんに期待です。
彼女ならあるいは何かしら「思い悩んで」くれるかもしれません。
ポージングじゃなくてマジに、ね。
あ、縞パンはおいしくいただきました。