Q0031:演じる身体のふしぎ、ちょっと。

あ、書き忘れた。
もいっこあって。

それはやっぱり声優さんは大事だよねっていうこと。
そこに身体性という限界があたえられると、キャラは圧倒的に立ってくる。

けいおん!は、いまや日笠陽子という傑物をしっているので、
澪がなにしても、もうおもしろい。
ふつうにそれだけでご飯三杯いける。
おもしろい。
だから続きをみはじめたんだよ。そういえば。
ホントに日笠さんはおもしろいし、貴重な人財だと思います。「人財」。

あと、アイマスの、えっと、男の娘。
んっとりっちゃんのいとこ。
秋月涼演じる、三瓶由布子さん。
秋月の持ち曲に、「ヒミツの珊瑚礁」という楽曲がある。
これがすごい。曲も結構好きだけど、そうじゃなくて構造がすごい。

歌詞って、男目線女目線ありますよね。

「ヒミツの珊瑚礁」は男の子が女の子をひっぱっていく歌。

「男の子」を演じる「表の秋月涼」(女の子のアイドルという設定)
を演じる「裏の秋月涼」を演じる三瓶。

「男←女←男←女」って入れ子状に演じてるわけ。
意味がわからない。
紀貫之よりひねってるわけです。

紀は「男←女←男」だからね。

演じる、というふるまいには、やっぱり異能の力がかぶってくる。
演じる役と演じる身体のあわいに、なにか霊が入り込んでくる。
そのエネルギーが、やっぱりフィクション、物語の魅力でしょう。

それを考えると、ホントに声優さんってふしぎね、っておもう。

しょゆこと。